【ワイヤレスイヤホン Eurobird Magneto レビュー】マグネット式のイヤーピースが便利。音質には透明感と艶があり、のびやか。注意点としては場合によってBluetoothメディアデバイスとして検出されない
イヤーピースにマグネットを内蔵しており、コンパクトにまとめることができる。 ドライバーはバランスドアーマチュア型。 遮音性はそれほどでもなく、環境音は聞こえる。 音漏れも比較的あるほうだ。 aptX非対応。
音質は実売価格からすると悪くない。 全体にバランスドアーマチュア型の得意な輪郭性と透明度が出ているが、伸びもある音で艶やかさも感じられる抜けもよいサウンド。 高音での腰のある伸びと突き抜ける感じは上方向への高い開放感が感じられ、非常に心地よい。 ただし刺さりがきつく、それなりにエイジングしてやっても落ち着いてこない。 必然的に元気な女性ボーカルの曲は尖りの強い音調になりやすい。
パーカッションは軽めだがスピード感とメリハリのあるアップテンポに強い。 音圧はあるものの、ギザギザと尖った形で出るのでアタック感はあるが分厚く攻めていく感じではないのでやや物足りなさもある。
全体的にギターは三味線っぽくでる感じがあり、ジャカジャカした音になりがちなのは好みを分けそうだ。 低音は素直に軽めで重低音は弱め。
さて気をつける点だが、このイヤホンはなぜかBluetoothメディアデバイスではなく入力デバイスとして認識される。 当方の個体だけかも知れないが、PCやAndroidスマホなどどの機器でもすべて入力デバイス扱いだったので、これは当方の環境の問題というよりはこの製品の個体の問題と見るべきであろう。 したがってイヤホンとして使うためにメディアデバイスとしての設定が必要な場合もある。また一部PCではうまく認識できなかったので原因は不明だが、相性によって認識できないということもあるかもしれない。
音質的には実売価格相応かそれ以上の性能を窺わせるが、前述したように機器認識の問題が若干あるようでこの点を差し引いた評価とした。