【ゲーミングヘッドセット Badasheng BDS-939P レビュー】ボーカルやナレーションに注力する、やや前のめりな空間表現
プラスチック製で比較的軽量のゲーミングイヤホン。 ウレタンメッシュのイヤーカップと同じくウレタンメッシュが施されたイヤーバンドが特徴。 イヤーパッドは大きめで通気性も良いのか意外に装着感は良い。
以下PCで行ったテストでの実感をレビューする。 PS4などのゲーム機では若干変わるかも知れない。 空間表現はやや前のめりだ。 ナレーションや目の前の人物の声などは大きめに近く聞こえる反面、画面より後ろ側の声はだいぶ遠く小さめに聞こえる。 そのせいか一人称視点のゲームでは主人公の動作音などが小さくなってしまい、場合によってはプレイしづらいこともありそうだ。 「Witcher 3」のようなオープンワールドゲームでも少し歪んだ空間表現になってしまい、主人公キャラの前のオブジェクト音やmobの人の声などが大きい表現になっている。
音楽も広がりがなくタイトな雰囲気で中音域が狭い感じだ。 ボーカルがかなり近く、浮き上がって聞こえる場面も多い。 ボーカルやナレーションがはっきり聞こえるので、ノベルゲームなどにはよいかもしれないが、FPSなどをプレイする場合はサウンドを調整してやる必要があるかも知れない。
ドラマやアニメなどの動画鑑賞ではタイトな傾向はそのままだが、ナレーションや声優の声、俳優の声がしっかり聞こえるので満足度は高い。