【カナル型イヤホン Klipsch Reference R6M レビュー】重低音と低音に強みがあるパワフルイヤホン。ただ携帯用としては重い
[Klipsch] Reference R6M (リモコンマイク付きイヤホン) KLRFR6M111
やや屈曲したイヤホンピースが耳にしっかりと入り、密着性が高いイヤホン。 そのおかげか遮音性は比較的高く、音圧のある低音が環境音を吹き飛ばしてくれる。 低音ドライバーが強めなので音漏れはかなりする感じだ。
音質としてまず気づくのは重みの感じられる低音のよさ。 沈みこむように音場を支えるマッドな感じで厚みもある良質な重低音。 全体として低音が引っ張りがちという感じはあり、高音に向かうにつれて弱くなる印象はあるが、こもった感じは少ないのでパワフルさと開放感が感じられる。 中音域あたりは広さも感じられて、キレのある音を響かせてくれるのも好印象だ。 この価格帯にしては低音中音は上々の仕上がりに思える。
問題は重さ。 ストレート式のケーブルがやたら長く重く、どこかに引っかかるとイヤーピースがすぐ抜ける。 移動時などの使用に若干不便だ。
Android用のアプリがあり、リモコンの動作を設定できるので、使い勝手がカスタマイズできるのはよい。 独特の音の良さがあり、好きな人にはコスパがよいイヤホン。 ただ高音は明らかに行って来いな味付けなので、曲によって大きく満足度は変わりそうだ。 好き嫌いが分かれそうな味付けなので店頭で音を聞いてみたほうがよい。
[Klipsch] Reference R6M (リモコンマイク付きイヤホン) KLRFR6M111